12月になり雪の降る時期になってきました。皆さん、冬支度はされていますか。
雪の降る地域に住んでいると、車のタイヤ交換や、暖房器具の準備・掃除などを色々な準備があり大変ですね。。。
北陸は日本海に面し、冬は積雪が多く、夏は湿度が高い気候特性があります。
住宅の外壁は雪や氷の影響を受けやすく、適切な対策を講じなければ、建物の耐久性や安全性が悪くなることがあります。
こうした地域特性を踏まえた家づくりには特別な注意が必要です。
そこで今回は北陸地方特有の環境に適した住宅外壁の雪対策について少しお話させていただきます。
【 屋根の雪対策 】
□ 屋根の設計
雪止めの設置:富山では屋根に積もった雪が滑り落ちないように、雪止めを設置することが重要です。
急勾配の屋根: 屋根の勾配を急にすることで雪が自然に滑り落ちやすくし、積雪の重さによる負荷を軽減します。
耐雪設計: 屋根や構造体に雪の重さに耐えられる設計を施します。積雪荷重を考慮した設計が必要です。
□ 雪下ろしの容易さ
アクセスしやすい屋根::雪下ろしを行う場合、屋根に上がりやすい構造にすることが重要です。
除雪スペースの確保:庭や敷地内に除雪した雪を置くスペースを確保しておきます。
【 外壁の雪対策 】
外壁材には、雪や寒冷地特有の湿気に強い素材を選ぶことが重要です。
窯業系サイディング・金属系外壁・タイル外壁などたくさんの種類がありますが、外壁材選びのポイントとして
〇 耐凍害性:低温
〇 防水性:雪解
〇 軽量性:雪の荷
〇メンテナンス性:定期的
これらの外材壁は、雪と寒さに悩まされる地域でも安心して使える選択肢です。 また、壁面に凹凸が少ないデザインを採用することで、雪の付着をさらに防ぐことができます。
□ 防水性を強化する塗装の活用
外壁に高品質な防水塗装を備えることで、雪解け水の危険を防ぎます。
特に「フッ素系塗料」や「シリコン系塗料」は、万が一の耐久性と防水性に優れており、雪や湿気の多い北陸地方に適しています。
□ 定期的なメンテナンスの実施
最後に外壁のひび割れや汚れを確認し冬、必要に応じて補修や洗浄を行いましょう。 、長期的な耐久性が確保できます。
北陸地方の冬は厳しいですが、外壁の素材選びやデザイン、防水対策、定期メンテナンスをしっかり行うことで、建物の耐久性と安全性を高めることが可能です。
これから家づくりで新築やリフォームを検討される方は是非参考にしていただければ幸いです。