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すきま風を追跡する──古い家の「見えない穴」はどこにある?

すきま風を追跡する──古い家の「見えない穴」はどこにある?

朝起きたら、足元が冷たい。

エアコンをつけても、なぜか部屋が温まらない。

カーテンが微妙に揺れている。

これ、すきま風です。

富山の冬は湿度が高く、外気が冷たい。すきま風があると、せっかく暖めた空気がどんどん逃げていきます。光熱費も上がる。体感温度も下がる。でも、そのすきま風がどこから入ってくるのか、意外と分からない。

今回は、古い家の「見えない穴」を追跡します。自分で確認できる方法と、リフォームでできる対策をまとめました。

 

 

 

 

すきま風の正体──築年数で変わる気密性能

すきま風は、家の「気密性能」が低いことで起きます。

気密性能とは、家全体でどれだけ空気が漏れにくいか、という指標。築年数が古いほど、この性能は低い傾向にあります。

1990年代までの家は、気密性能がほとんど重視されていませんでした。断熱材は入っているけれど、隙間だらけ。窓枠、床下、天井裏、壁の接合部。至る所に「見えない穴」が開いています。

富山では、冬の外気温が2℃前後まで下がります。高岡の山あいなら、もっと冷える。そんな冷たい空気が、小さな隙間から家の中に入り込んでくる。これがすきま風の正体です。

築30年の家なら、気密性能は今の新築の半分以下。体感で「寒い」と感じるのは、当然かもしれません。

見えない穴マップ──すきま風はどこから入る?

すきま風の侵入口は、意外な場所にあります。代表的な場所を挙げてみましょう。

まず、窓枠。アルミサッシと壁の接合部に隙間があると、そこから冷気が入ります。特に古いサッシは、経年劣化でゴムパッキンが硬くなり、密閉性が落ちている。カーテンが揺れるのは、窓枠からのすきま風が原因のことが多い。

次に、床下。床と壁の境目、畳の縁、フローリングの継ぎ目。ここから床下の冷気が上がってきます。富山の古い家は床下換気口が大きく、冬は床下が外気と同じくらい冷える。足元が冷たいのは、ここからです。

天井裏も要注意。天井と壁の接合部、照明器具の周り、点検口。天井裏は断熱材が薄いか、そもそも入っていないことも。暖かい空気は上に逃げるので、天井のすきま風は光熱費に直結します。

コンセントや換気口も、意外な盲点。壁に穴を開けている以上、そこから空気が通る。特に外壁に面したコンセントは、冬になると冷気が感じられることがあります。

玄関ドアの下部、郵便受けの隙間、換気扇のシャッター。細かい場所ですが、積み重なると無視できない。

自分で確認する方法──線香と手で追跡

すきま風の場所を特定するには、線香が便利です。

線香に火をつけて、疑わしい場所に近づける。煙が横に流れたり、吸い込まれたりしたら、そこにすきま風がある証拠。窓枠、床の境目、コンセント周り。一つずつチェックしていくと、意外な場所が見つかります。

線香がなければ、手をかざすだけでも分かる。冷たい空気が流れてくる場所が、すきま風の侵入口です。

富山の冬は風が強い日が多い。特に日本海側から吹く北風は冷たく、すきま風の影響が顕著に出ます。風が強い日に確認すると、普段は気づかなかった場所が見つかるかもしれません。

ただし、全ての隙間を自分で見つけるのは難しい。壁の中、床下、天井裏。見えない場所の方が多いからです。本格的に調べたいなら、専門業者に気密測定を依頼する方法もあります。費用は3〜5万円程度。家全体の気密性能を数値で出してくれるので、リフォームの優先順位をつけやすくなります。

リフォームでできる対策──部分的改修から全体まで

すきま風対策は、規模によって費用も工期も変わります。

一番手軽なのは、気密テープやすきまテープを使った部分的な対策。窓枠、ドアの下、コンセント周り。自分で貼れる製品も多く、費用は数千円〜2万円程度。ただし、見た目が気になることと、根本的な解決にはならないことが欠点です。

内窓の設置は、すきま風対策として効果が高い。既存の窓の内側にもう一枚窓を追加することで、気密性が大幅に向上します。窓枠からのすきま風も、内窓で遮断できる。費用は1窓あたり8〜15万円、工事は半日〜一日。富山県の補助金が使えることもあります。

床下の気密改修は、床をめくって断熱材を入れ直し、隙間を埋める工事。床下からの冷気を完全に遮断できます。費用は80〜150万円、工期は1〜2週間。大がかりですが、足元の冷えが劇的に改善されます。

天井裏の断熱・気密改修も有効。天井をめくるか、天井裏に入って断熱材を追加し、隙間を埋める。費用は60〜120万円、工期は1〜2週間。暖房効率が上がり、光熱費の削減につながります。

全体的な気密改修となると、壁・床・天井すべてを見直す大規模工事。費用は300万円以上、工期は1〜2ヶ月。新築並みの気密性能を実現できますが、その分コストもかかる。リノベーションのタイミングで検討するのが現実的です。

費用と優先順位──どこから手をつけるか

すきま風対策、全部やるのは難しい。だから優先順位をつけましょう。

まず手をつけるべきは、窓。内窓の設置は、費用対効果が高く、工期も短い。リビングや寝室など、長時間過ごす部屋の窓から始めるのがおすすめです。

次に床下。足元の冷えは体感に直結するので、改善すると生活の質が上がります。特に高岡の山あいや、海沿いで湿気が多い地域では、床下の気密・断熱改修の効果が大きい。

天井裏は、暖房効率を上げたいなら優先度が高い。ただし、天井をめくる工事は生活への影響が大きいので、他のリフォームと合わせて検討するのが良いでしょう。

部分的な対策(気密テープ、すきまテープ)は、すぐにできる応急処置。根本的な解決にはなりませんが、「今すぐ何とかしたい」という場合には有効です。

富山県では、省エネリフォームに対する補助金制度があります。内窓の設置や断熱改修が対象になることが多いので、工事前に確認しておくと良い。補助金を使えば、実質的な負担額が2〜3割減ることもあります。

すきま風を放置すると、どうなるか

すきま風は、ただ寒いだけではありません。

光熱費が上がる。暖めた空気が逃げるので、エアコンや暖房器具がフル稼働。電気代、灯油代がかさみます。月に5000円〜1万円の差が出ることも。

結露が増える。すきま風で冷えた窓や壁に、室内の湿気が結露する。カビが生えやすくなり、健康被害のリスクも。富山は冬の湿度が高いので、結露対策は必須です。

ヒートショックのリスク。暖かい部屋と寒い廊下・脱衣所の温度差が大きくなると、血圧が急変動する。高齢者にとっては命に関わる問題です。

すきま風を「冬だから仕方ない」と諦めるのは、もったいない。対策すれば、体感も光熱費も改善できます。

まとめ──見えない穴を見つけて、冬を快適に

すきま風の侵入口は、窓枠、床下、天井裏、コンセント周り。線香や手をかざして、自分で確認できます。

対策の優先順位は、窓→床下→天井裏。内窓の設置が一番手軽で効果的。床下の気密改修は、足元の冷えを根本から解決します。

富山の冬は湿度が高く、外気が冷たい。すきま風があると、暖房効率が落ち、光熱費が上がり、結露も増える。放置せず、今のうちに対策を。

春のリフォーム繁忙期は2月から始まります。1月中に現地調査を済ませて、2月着工のスケジュールを組むのが理想的。気になる方は、早めにご相談ください。

アクスプランニングは、富山・高岡エリアでの気密・断熱リフォームに対応しています。現地調査、お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。

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