こんにちは、アクスプランニングです。
はじめての住宅ローンほど、不安も疑問も多いもの。
金利は?返済方法は?諸費用は?――今日は“ここだけ押さえれば迷子にならない”という地図を用意しました。
専門用語は噛み砕いて、要点だけをシンプルに。

1. まず全体像
住宅ローンは大きく、①金利タイプ(変動/固定/固定期間選択)、②返済方法(元利均等/元金均等)、③返済期間(最長35年が一般的)、④保障(団体信用生命保険=“万一のときに残債を完済して家族を守る”)の組み合わせで構成されます。
金利タイプの違いが、総支払額と家計の安定度に直結するのが最大ポイントです。
2. 金利タイプの選び方(変動・固定・固定期間選択)
変動金利
低めの金利から始められる一方、将来の上昇リスクを受けます。
返済額の見直しルールや上限は金融機関ごと。
将来の収入余力がある人、短期で繰上げ返済を計画できる人に向きます。
全期間固定金利
借入時に返済終了までの金利と毎月返済額が確定します。
ライフプランが立てやすく、“金利上昇に強い”のが最大の安心です。
代表例がフラット35です。
固定期間選択型
当初◯年は固定、以降はその時点で固定/変動を選び直すタイプです。
設計の自由度は高い反面、更新時の金利情勢次第で返済額が変動します。
3. 返済方法(元利均等と元金均等)
元利均等返済:毎月の返済額が一定で計画が立てやすい。
元金均等返済:元金の返済ペースが速いので総利息は少なくなりやすいが、借入初期の負担は大きめ。
4. 借入額の目安(返済負担率)
審査では「総返済負担率(DTI)」が重視されます。
年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下が基準です。
家計運営の観点では20~25%程度に収まると安心感が高いです。
5. 団体信用生命保険(団信)は“家族の安心”
返済中に万一のことがあれば、保険金で残債を完済してくれる仕組みです。
疾病特約の有無や上乗せ内容はプラン差があります。
ローンの“見えない必要コスト”ではなく“家計のリスク対策”として位置づけましょう。
6. 諸費用の正体
保証料:保証会社に支払う費用。
外枠か内枠での支払いが一般的です。
事務手数料:金融機関に支払う手続き費用。
定額型や借入額連動型など商品で差異があります。
その他:火災保険、登記費用、印紙税など。
7. 繰上げ返済
返済途中で元金を前倒しで返すと、以降の利息が大きく減ります。
フラット35はネット手続きで手数料不要の仕組みも整っています。
8. 住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)のキホン
現行制度は、控除率0.7%・新築は原則13年(既存は10年)などです。
適用要件や必要書類は最新の国税庁ページを確認してください。
9. 申し込みから引き渡しまで
1) 事前審査
2) 本審査
3) 金銭消費貸借契約
4) 決済・引渡し
10. よくある落とし穴
金利だけで決めるのは危険です。
返済比率ギリギリで組むのはリスクです。
団信条件を確認せず契約すると後悔することもあります。
減税制度は毎年要件が変わるので必ず最新情報を確認しましょう。
11. 今日からできる“3アクション”
1) 金利タイプの長短を家族で共有しましょう。
2) 借入上限ではなく“無理のない上限”を決めましょう。
3) 将来の繰上げ返済計画をイメージしておきましょう。
12. まとめ
住宅ローンの“正解”は家庭の数だけあります。
金利タイプ、返済方法、期間、保障――自分たちの暮らしに合わせて選ぶことが一番大切です。
もっと詳しく知りたい方へ
ぜひご活用くださいませ。
アクスプランニングは、富山・高岡エリアで「安心・誠実な家づくり」にこだわっています。
地域密着だからこそできる柔軟対応と、最新の省エネ工法や耐震技術を組み合わせ、
お客様一人ひとりの理想の住まいをカタチにしています。
「比較検討のひとつとして話を聞いてみたい」――そんな軽いご相談も大歓迎です。


