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実家の冬、帰省前にチェックすべき5つのサイン

実家の冬、帰省前にチェックすべき5つのサイン

今回は、年末年始に帰省を考えている方への記事です。

久しぶりに実家の玄関を開けた瞬間、ひやりと冷たい空気が流れ込んでくる。リビングに入っても足元が冷える。夜、トイレに立つと廊下が凍えるほど寒い。「お母さん、寒くない?」と聞いても、「慣れてるから大丈夫」と笑って返される。

でも、本当に大丈夫でしょうか。

高齢者の冬の事故は、転倒よりもヒートショックが多い。浴室で倒れる、トイレで意識を失う。そのほとんどが温度差による血圧の急変動です。帰省は、実家の「冬の危険」を確認できる貴重なタイミングです。

サイン1|脱衣所に暖房器具がない

まず確認してほしいのが脱衣所です。

暖房器具が置いてあるか。置いてあっても使っているか。「入浴前にちょっとつけるだけで面倒」と言われたら、それは危険信号です。

富山や高岡の冬は湿度が高く、脱衣所の体感温度は実際の気温より2〜3度低く感じます。リビングが18度でも、脱衣所は12度ということも珍しくありません。この温度差が、ヒートショックの引き金になります。

帰省中にできること:小型のセラミックヒーターを一台置いてくる。タイマー付きなら、入浴30分前に自動で温め始められます。費用は5千円〜1万円。Amazonで即日配送も可能です。

 

 

 

サイン2|窓に結露、カーテンにカビ

朝、カーテンを開けたとき、窓ガラスが濡れていませんか。サッシの溝に水が溜まり、カーテンの裾が黒ずんでいませんか。

結露は単なる不快ではなく、カビとダニの温床です。高齢者の喘息や肺炎の原因になります。「毎朝拭いてるから大丈夫」と言われても、それは対症療法。根本的には窓の断熱が必要です。

帰省中にできること:窓に断熱シートを貼る。ホームセンターで数百円から買えます。プチプチ状のエアキャップでも効果はあります。根本的な解決は内窓の追加ですが、まずは応急処置から。

 

 

 

 

サイン3|トイレが異様に寒い

夜中にトイレに行ったとき、あまりの寒さに息を呑んだことはありませんか。

トイレは北側に配置されることが多く、窓も小さく、暖房もない。築年数の古い家では、断熱材すら入っていないこともあります。寝室が温かくても、トイレが5度以下なら、温度差は15度以上。これはヒートショックの典型的な条件です。

高齢者は夜間頻尿で何度もトイレに立ちます。その度に急激な温度変化にさらされている。これが毎晩続けば、心臓への負担は計り知れません。

帰省中にできること:人感センサー付きのヒーターを設置する。トイレに入ると自動で温風が出るタイプなら、消し忘れもありません。壁掛けタイプなら床の邪魔にもなりません。費用は1万円前後。

 

 

 

 

サイン4|「電気代が高いから暖房を控えてる」と聞いた

これは最も危険なサインです。

年金生活で電気代が負担になる。だから設定温度を下げる、エアコンをつける時間を減らす。その結果、室温が15度以下になっても我慢する。こうなると、低体温症のリスクも出てきます。

「寒さに慣れた」と言う高齢者は多いですが、体は正直です。血圧が上がり、免疫力が下がり、風邪をひきやすくなる。暖房費をケチって医療費が増えるのは本末転倒です。

帰省中にできること:電気代を負担する提案をする。「毎月5千円送るから、暖房はちゃんとつけて」と具体的に伝える。あるいは、省エネエアコンへの買い替えを検討する。古いエアコンは電気代が高く、暖房効率も悪い。新しい寒冷地仕様に替えれば、電気代も体感温度も改善します。

 

 

 

 

サイン5|玄関の段差でつまずいた

これは直接的には断熱と関係ありませんが、冬の危険信号です。

玄関が寒いと、足の感覚が鈍ります。スリッパを履いていても、段差を踏み外す。朝の冷え込みで体が硬直し、反応が遅れる。転倒して大腿骨骨折、そのまま寝たきり──こんなケースは珍しくありません。

玄関の寒さは、土間の冷気と外気の侵入が原因です。ドアの気密性が低く、床下からも冷えが上がってくる。断熱改修が必要ですが、すぐには難しい。

帰省中にできること:玄関マットを厚手のものに替える。ドアの下端にドラフトストッパー(すきま風防止テープ)を貼る。段差に蛍光テープを貼って視認性を上げる。小さな工夫で、転倒リスクは減らせます。

 

 

 

 

帰省中に親と話すべきこと──今すぐ vs. 春から

5つのサインを確認したら、親と話し合いましょう。

今すぐできることは、暖房器具の追加と応急処置です。セラミックヒーター、断熱シート、ドラフトストッパー。これらはすぐに効果が出ます。

根本的な改修は春から。内窓、断熱ドア、床下断熱、熱交換換気。冬の間に見積もりを取り、雪が解けたら着工する計画を立てます。冬の工事は外構作業が難しく、暖房を止められないため、春がベストシーズンです。

ただし、親は「まだ大丈夫」と言うかもしれません。「お金がもったいない」「工事が面倒」と渋るかもしれません。そのときは、医療費との比較を見せましょう。入院費、介護費用、通院のタクシー代。暖房と断熱への投資は、将来の医療費を減らす保険です。

 

 

 

 

リフォーム費用の目安──補助金も使える

実家のリフォーム、いくらかかるのか。

内窓は1か所5〜10万円。脱衣所とトイレだけなら20万円前後。床下断熱は範囲によりますが、主要部分だけなら30〜50万円。熱交換換気は50〜80万円。全部やっても150万円前後で、段階的に進めれば負担は分散できます。

また、富山県では高齢者住宅改修の補助金が使えるケースもあります。介護保険の住宅改修費支援、自治体の省エネリフォーム補助金。条件はありますが、費用の一部を補助してもらえます。

帰省中に、親と一緒に自治体のホームページを確認してみましょう。「富山市 住宅改修 補助金」で検索すれば、対象と条件がわかります。

 

 

 

 

「また来年」は危険──今のうちに動く理由

「今年の冬は何とか乗り切って、来年考えよう」。そう思いたくなる気持ちはわかります。

でも、ヒートショックは予告なく起こります。去年は大丈夫でも、今年は保証できません。高齢者の体力は、1年で急激に落ちることもあります。

帰省中に業者を呼んで、現地調査だけでも済ませましょう。見積もりを取る、補助金を確認する、工事の段取りを決める。ここまでやっておけば、年明けすぐに動けます。

親の「大丈夫」を信じすぎない。実家の冬を、子の目で確認する。それが帰省の大切な役目です。

 

 

 

 

アクスプランニングのご紹介

アクスプランニングは、富山・高岡の実家リフォームを数多く手がけています。高齢のご両親が安全に冬を過ごせるよう、断熱・暖房・段差解消を組み合わせて提案します。帰省中の現地調査も対応可能です。年末年始も相談受付中。まずはお電話でご相談ください。

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