朝、シャワーを浴びようと思って蛇口をひねった。
水しか出ない。
リモコンを見ると、エラー表示。給湯器が壊れています。
冬の朝に、お湯が出ない。これほど困ることはありません。顔も洗えない。食器も洗えない。お風呂にも入れない。
富山の冬は寒い。1月の平均気温は2℃前後、高岡の山あいなら氷点下になる日もあります。こんな季節に給湯器が壊れると、本当に焦る。
今回は、給湯器が突然壊れたときの緊急対応と、冬場に多いトラブルの原因、交換までの流れをまとめました。

まず確認すること──本当に故障なのか
お湯が出ないからといって、すぐに給湯器の故障とは限りません。
冬場に多いのは、給湯器の「凍結」です。外気温が0℃以下になると、給湯器に接続している配管の中の水が凍ります。特に給水配管は、外気の影響を直接受けるので凍結しやすい。
水側の蛇口をひねって、水は出るのにお湯側から何も出ない場合は、凍結の可能性が高いです。
凍結なら、気温が上がって自然に溶ければ、また使えるようになります。急いで溶かそうと熱湯をかけるのは絶対にダメ。配管が破裂します。リモコンの電源を切って、昼まで待つ。これが基本です。
次に確認するのは、リモコンのエラー表示。給湯器には、不具合が起きるとエラーコードが表示される機能があります。「111」「888」といった数字が点滅していたら、給湯器本体に何かトラブルが起きている証拠です。
エラーコードの意味は、給湯器のメーカーや機種によって違います。取扱説明書を見るか、メーカーのサポートに電話して確認しましょう。一時的なエラーなら、リモコンをリセットすれば直ることもあります。
ただし、エラーが何度も出る場合は、内部の部品が故障しています。修理か交換が必要です。
冬に給湯器が壊れやすい理由
給湯器の寿命は、一般的に10年前後と言われています。
10年以上使っていると、内部の部品が劣化して、故障しやすくなります。特に冬はフル稼働。朝から晩まで、お湯を使い続ける。その負担が、故障のトリガーになることがあります。
富山の冬は、外気温が低く、湿度も高い。給湯器にとって厳しい環境です。凍結のリスクもあるし、配管の劣化も早い。海沿いなら塩害もあります。アルミサッシや金属部分がサビやすく、ゴムパッキンも硬化しやすい。
給湯器が壊れる前には、いくつかサインがあります。お湯の温度が安定しない。設定温度が40℃なのに、急に熱くなったり、ぬるくなったり。給湯器から異音がする。「ボン」という着火音や、「ピー」という電子音。これらは、内部の部品が劣化している証拠です。
給湯器本体から水漏れしている場合も要注意。配管の接続部分や、本体の下から水がポタポタ垂れていたら、すぐに業者を呼んでください。放置すると、内部機器が壊れます。
もし、ガスの臭いがしたら、すぐに使用を中止。ガス漏れや不完全燃焼を起こしている可能性があります。ガス会社に連絡して、点検してもらいましょう。
緊急時の対応──お湯が使えない間、どうする?
給湯器が壊れると、お湯が使えません。
冬場は、これが本当につらい。顔を洗うのも、食器を洗うのも、冷たい水。お風呂は銭湯に行くか、実家に泊まるか。
業者に連絡しても、すぐに工事できるとは限りません。在庫があれば3〜7日、なければ1〜2週間かかることもあります。特に冬場(10月〜2月)は、給湯器業者の繁忙期。予約が取りにくく、対応が遅れることがあります。
その間、どうするか。
一つの方法は、給湯器のレンタルサービス。業者によっては、交換までの間、仮の給湯器を貸してくれることがあります。費用は1週間で1〜2万円程度。高いですが、冬の1週間をお湯なしで過ごすよりはマシです。
もう一つは、電気ポットやケトルでお湯を沸かして使う方法。顔を洗う、食器を洗う程度なら、何とかなります。ただし、お風呂はどうにもならない。近くの銭湯やスーパー銭湯に通うことになります。
賃貸住宅の場合は、大家さんか管理会社に連絡してください。給湯器は建物の設備なので、経年劣化による故障なら、大家さんが費用を負担します。ただし、使い方を間違えた場合や、故意に壊した場合は、借主負担になることもあります。
修理か交換か──判断のポイント
給湯器が壊れたとき、修理するか、交換するか。これは悩むところです。
設置から5年以内なら、修理で対応できることが多い。部品もあるし、修理費用も比較的安い。1〜3万円程度で直ることがあります。
ただし、設置から8年以上経っている場合は、交換を検討したほうがいい。修理しても、他の部品がすぐ壊れる可能性があります。部品の在庫がない場合もあります。メーカーは、生産終了から10年で修理用部品の製造を終了するので、古い機種は修理できないこともあります。
修理費用が5万円以上かかるなら、交換したほうが経済的です。新しい給湯器なら、省エネ性能も高く、光熱費も下がります。
給湯器の交換費用と工期
給湯器の交換費用は、本体価格と工事費の合計です。
一般的な相場は、10〜30万円。機種によって幅があります。
給湯専用機(追い焚き機能なし)なら、5〜10万円程度。ふろ給湯器(追い焚き機能あり)なら、10〜20万円程度。省エネタイプのエコジョーズなら、12〜26万円。床暖房や浴室暖房にも対応した暖房機能付きなら、18〜28万円です。
工事費は、3〜5万円が目安。既存の給湯器を取り外し、新しい給湯器を設置し、配管と配線を接続する作業です。同じタイプの給湯器に交換するなら、追加工事は不要。設置場所を変えたり、機能を追加したりする場合は、別途費用がかかります。
工事にかかる時間は、2〜5時間程度。給湯専用機なら1〜2時間、暖房機能付きなら5〜6時間です。工事当日は、立ち会いが必要。リモコンの交換や動作確認があるので、半日は予定を空けておきましょう。
見積もりから工事までの期間は、在庫があれば最短3日、なければ1〜2週間。冬場の繁忙期は、さらに時間がかかることがあります。給湯器に不具合を感じたら、早めに業者に連絡するのが賢明です。
富山・高岡での業者選び
給湯器の交換を依頼する業者は、いくつか選択肢があります。
ガス会社、給湯器専門業者、家電量販店、地元の工務店。それぞれにメリット・デメリットがあります。
ガス会社は、信頼性が高い。メーカー正規品を扱っているし、アフターサービスもしっかりしています。ただし、費用はやや高め。割引率が低いことが多いです。
給湯器専門業者は、価格が安い。メーカー希望小売価格から50〜80%オフで提供することも。ただし、業者によって技術力に差があるので、実績や口コミを確認する必要があります。
地元の工務店は、地域に密着している分、対応が早いことがあります。富山・高岡エリアの気候や住宅事情を熟知しているので、適切な提案をしてくれる可能性が高い。ただし、給湯器の在庫がない場合は、取り寄せに時間がかかります。
見積もりは、複数の業者に依頼するのが基本。2〜3社から見積もりを取って、費用・工期・保証内容を比較しましょう。
冬の凍結予防──今からできること
給湯器が壊れる前に、できることがあります。
冬場の凍結予防です。給湯器には、凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転という機能が備わっています。外気温が一定以下になると、自動で作動して凍結を防ぎます。
ただし、これが機能するには、電源プラグがコンセントに差し込まれている必要があります。リモコンの電源は切っても大丈夫ですが、給湯器本体の電源プラグは絶対に抜かないでください。
もう一つの予防策は、浴槽に残り湯を残しておくこと。追い焚き配管の凍結を防ぐには、浴槽の循環金具より5cm以上、水が残っている状態にしておく必要があります。
寒波が来ることが分かっている場合は、夜間に少量の水を流し続けるのも有効です。1分間に400mlくらい、蛇口から細く水を出しておく。流れている水は凍りにくいので、配管の凍結を防げます。ただし、浴槽から水があふれないように注意してください。
まとめ──壊れる前に、備えておく
給湯器が壊れた朝は、本当に大変です。
お湯が出ない。顔も洗えない。お風呂にも入れない。業者に連絡しても、すぐには直らない。冬の1週間を、お湯なしで過ごすことになるかもしれません。
給湯器の寿命は10年前後。8年以上使っている場合は、そろそろ交換の時期です。お湯の温度が安定しない、異音がする、エラー表示が出る。こういったサインを見逃さず、早めに業者に相談しましょう。
冬場の凍結予防も大切です。電源プラグを抜かない、浴槽に残り湯を残す、寒波の日は水を流し続ける。これだけでも、凍結のリスクは減ります。
富山・高岡の冬は厳しい。給湯器にとっても、過酷な環境です。壊れてから慌てるのではなく、壊れる前に備えておく。それが一番です。
アクスプランニングは、富山・高岡エリアでの給湯器交換に対応しています。現地調査、お見積りは無料。緊急時のご相談もお気軽にお問い合わせください。


