こんにちは。
今回は寸法のはなしの part2です。
前回は建築の寸法単位について簡単にお伝えしましたが、今回は「吉寸法」について。
魯班尺(ろはんじゃく)という巻尺をご存知でしょうか。
この魯班尺とは中国では「大工の神様」と言われている魯班という人によって考案された道具で
風水の本場である香港、台湾など門、インテリア、家具の吉寸法を決めるために魯班尺が用いられています。
一見よく見る普通のメジャーのようですが、目盛に「大吉・富貴」や「災至・財失」とが記されています。
これは、上段は門公尺といい、建物に使われ、窓や扉など動かないものに用いられます。
下段は丁蘭尺といい、家具や持ち物や小物を測るのに使われます。一番下の目盛りは普通のcmセンチメートル単位です。
私はインテリアを購入する際や、お客様のオーダー家具を作るときに一つの手段として、サイズに迷った時などには1つ
のツールとしてちょっと取り入れてみたりしています。☺
気にし過ぎて振り回されてしまうのはよくないですが、楽しくインテリアを選べたらいいですね。