こんにちは。
このブログでは、建築のプロが住宅のギモンをわかりやすく解説していきます。
今回から数回に分けて、「エコの取り入れ方&エコ住宅の建て方」をテーマにお伝えしていきます。
今回は、エコ住宅を建築する前に、誰でも今すぐできるエコの取り組み、水の節約について解説します。
■なぜ、水の節約がエコなの?
日本は水道水が世界でトップクラスに上質で安価な国です。
「◯◯を湯水のように使う」なんて表現も、日本が水に恵まれた国であることを示してくれます。
でも実は、そんな日本でも、皆さまがお使いになる水道水の精製や、使った後の下水を河川に放流するための処理には、大量の電力を必要とします。
最も基本的なインフラである水道水も、ついつい使いすぎてしまうと水道代だけでなく電力のムダを増やしてしまうのです。
電気代が上がり続けて節電が推奨される昨今、水の節約こそ、すべての人が今すぐ始められて、効果バツグンなエコの取り組みといえるでしょう。
■代表的な水の節約法
水の具体的な節約方法は多岐にわたりますが、3つほど代表的なものをご紹介します。
①水道を流しっぱなしにしない
たとえば洗車はホースでの流水ではなく、バケツにくんだ水で行えば、60リットルの節水になると言われています。
また、食器洗いも水を出しっぱなしにせず、溜めた水ですすぐと1カ月で約3,600リットルもの節水になる計算です。
②雨水の利用
雨水を庭の水やりやトイレの水に利用することで、水の消費を抑えられます。
雨水タンクの設置が主流ですが、バケツを置いておくだけでも雨水を溜めることが可能です。
③節水用の器具、設備の使用
トイレや蛇口、ホースなどを節水型に交換することで、水の使用量を減らすことができます。
私のオススメは節水シャワーヘッドです。
放水時にも少ない水量で身体を洗えますし、いちいち蛇口をひねらなくてもオンオフを切り替えられるので、使い勝手の点でも重宝しています。
参照:東京都水道局([https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shiyou/jouzu.html)](https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shiyou/jouzu.html%EF%BC%89)
エコには家計という身近なスケールでも環境という大きなスケールでもメリットがあります。
ぜひ、ささいなことからエコを始めてみましょう!
いかがでしたか?
今回は、最も基本的なエコの取り組みである水の節約についてざっくり解説いたしました。
次回からは、住宅のエコパワーを増やす取り入れ方について、解説します!
アクスプランニングは富山県全域で、建築、リフォーム、リノベーションによるエコ住宅化に実績がございます。
富山でエコ住宅をご検討の方は、ぜひ、アクスプランニングまでご相談ください。