こんにちは。
このブログでは、建築のプロが住宅のギモンをわかりやすく解説していきます。
現在、数回に分けて、「エコの取り入れ方&エコ住宅の建て方」をテーマにお伝えしています。
今回は、スマートホームとはなにか、全体像をつかめるようざっくりと解説します。
■スマホなどのデバイスで、家の電気製品を、いつでもどこでもで一括管理できる!
スマートホームとは、最新のテクノロジーを活用して、さまざまな機器や設備、システムをインターネット経由で接続し、効率的かつ便利に管理・制御する住宅のことです。
外出中にふと気がついて、お手持ちのスマホから切り忘れていたエアコンをオフにしたり、見たくなったテレビの録画を設定したりするなど、生活の利便性が向上します。
他にも防犯カメラのリアルタイムでの確認や操作、映像の共有といった、住宅の安全強化など、様々な恩恵をもたらす画期的なシステムです。
そしてもちろん、エネルギー効率を上昇させ、家計の光熱費と地球の資源を節約する、エコ住宅の一種としてのメリットもあるのです。
■スマートホームの基本技術とは?
1 IoT(Internet of Things)
IoTとは、家庭内のさまざまな機器(照明、エアコン、冷蔵庫、テレビ、セキュリティカメラなど)がインターネットに接続され、通信できるようになる技術です。
たとえばスマートロックは、スマホから家のカギの操作ができ、施錠忘れの防止やお子様の帰宅への活用に便利な一例です。
IoTは、AI技術が発達した次世代には家事や介護を行う「お手伝いロボット」の普及に際して中心的な役割を担うことになるでしょう。
2 中央制御ユニット
IoTで住宅を自動で総合的に快適な状態へと保つためには、さまざまな機器を独立した状態で管理することから進んで、それぞれを相互に作用させる存在が必要になります。
スマートホームハブやスマートリモコンといった中央制御ユニットは、接続されたすべての機器を一元管理する司令塔のような存在です。
これらがそれぞれのIoT機器を一手に管轄するので、ユーザーはあらかじめ設定した条件や単に言葉を与えるだけで指示を実現し、快適で安全な住環境を維持してくれるのです。
■まるでSF世界の住宅が実現する時代は、すぐそこ!?
利便性・安全性・省エネすべてに効果があるスマートホームは、AI技術の革新を伴いアメリカで急速に普及しています。
日本にもその波は近く訪れることは間違いないでしょう。
将来的には、あなたが食べたいものをつぶやいただけで料理を作ってくれるロボットシェフや、いつも健康状態を管理してくれて不調時には自動で診断してくれる医療機能をも、スマートホームは実現するかもしれません。
そんな夢かSF世界のようなヴィジョンが、わたしたちの生きているうちに現実にになるのかもしれません。
では、2024年現在では具体的にどのようなことがスマートホームで実現できるのでしょうか。
次回は、今すぐ取り入れたいスマートホームの主要機能について、解説します!
アクスプランニングは富山県全域で、建築、リフォーム、リノベーションによるエコ住宅化に実績がございます。
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