こんにちは!
このブログでは、建築のプロが住宅に関する疑問をわかりやすく解説しています。
現在お届けしている 「リフォーム&リノベーション」シリーズ。
前回は、中古物件リノベのメリットを解説しました!
でも、いいことづくめならいいのだけれど、油断できないポイントも存在します。
抑えておきたい中古×リノベーションの注意点を見ていきましょう!
1.建物の構造・築年数を確認する
中古物件の耐震性能や建物の状態を確認することは非常に重要です。
特に1981年以前に建てられた物件(旧耐震基準)は、耐震補強が必要になる場合があります。
それでは費用がかさみ、新築のほうが安かったという羽目に陥りかねません。
2.リノベーションしやすい物件か必ずチェック
物件によっては、間取り変更が難しい構造(ラーメン構造・壁式構造など) のものもあります。
また、マンションの場合は管理規約によって、水回りの移動が制限されることもあります。
物件の構造や規格、規約は事前確認が必要、と念頭に置きましょう。
3.リノベーション費用も考慮した資金計画を
中古物件を安く購入できても、リノベーション費用が高額になると予算オーバーになる可能性があります。
物件価格+リノベ費用をトータルで考えた資金計画を立てましょう。
リノベは事前の見積もりから追加費用がかかることも少なくありません。
余裕を持った資金計画を練りましょう。
4.住宅ローンとリフォームローンの組み合わせを検討
購入前にローンの種類や金利を比較 しておくことも重要です。
「住宅購入費用+リノベ費用」を一本化できる「一体型住宅ローン」 なども活用できます。
ご自身が利用できる手段を把握し、整理しておきましょう。
5.専門家に相談する
物件選びからリノベーションまで、信頼できる専門家に相談することで間違いのない進行が可能です。
不動産会社だけでなく、リノベーションに強い工務店や設計士と一緒なら、「イメージと違った……」となるリスクは減ります。
そうして良いパートナーを見つけたら、不安や心配は自分で抱え込まずドンドン相談していきましょう。
☆まとめ
リノベーションは一から建てる新築と違い、中古建物の基礎を残します。
ですから、ご自身が購入しようとしている建物の状態や構造をしっかり確認しようとする気持ちが大切です。
もちろん隅々まで専門的なことはわからなくても大丈夫。
何でも答えてくれる、信頼できる業者を見つけたら質問を遠慮なくぶつけてみましょう。
逆に言えば「お客様の疑問へと誠実に答えてくれる」という条件を、業者選びの基準にしてもいいかと存じます。
☆次回予告
少しの手間と費用で、住まいを暮らしやすく──リフォームの成功実例
「リノベほど手間をかけたくないんだけど」「ちょっと老朽化はしているけど直した方がいいのかわからない」
……そんな方へ、実際のリフォームが住まいのお役に立てている実例をお伝えします!
どうぞお楽しみに!
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