こんにちは!
このブログでは、建築のプロの目線で、家のリフォームや住まいのお悩みにできるだけ分かりやすくお答えしています。
「最近、家の外壁がちょっと傷んできたな…」
「どんな工法があって、費用もどれくらいなんだろう?」
意外と周りでも話題になるのが、外壁リフォーム。
正直なところ、ご自身のおうちに何が合うか、迷いますよね。
そんな方へ、今回は「外壁リフォームの種類と費用」をご説明します。
ぜひ、お役に立ててください!
※ご自宅の状態や条件、業者によって差があります。ここで紹介する費用や工事内容は、あくまで一般的な目安としてお考え下さい。
■外壁リフォームの主な選択肢
まず、「外壁を新しくしたい!」と思ったとき、大きく分けて 塗装・サイディング・モルタル補修
この3つのパターンがあります。
リフォーム現場でも「どれがいいんですか?」と聞かれることが多いので、それぞれ簡単に説明します。
◆外壁塗装
一番よく見かけるのが“塗り直し”。
これは既存の外壁の上から専用の塗料を塗る方法です。
「壁の色があせてきた」「表面がカサカサしてきた」などは塗装タイミングのサイン。
実際に塗り替えるだけで家の印象が一気に明るくなった、と驚かれる方も多いです。
◎メリット
比較的短期間で済む
費用を抑えやすい
好きな色や塗料を選べる
▼注意点
下地がひどく傷んでいる場合は、塗っても長持ちしないことがある
耐用年数は塗料によって様々(シリコン系で10〜15年、フッ素系なら15〜20年くらい)
▲おおよその費用
30坪(約100㎡)で80〜150万円前後。 現場ごとに塗料や足場代も変わります。
◆サイディング
「見た目も性能もガラッと変えたい!」という方にはサイディングが人気です。
最近の住宅や、築年数が経った家のリニューアルでもよく選ばれています。
「カバー工法」という、古い外壁の上に新しいパネルを重ね張りする方法が多く、「これで本当に大丈夫?」と不安になる方もいるかもしれません。
でも、実は、断熱や遮音性能も上がりやすく、思い切って雰囲気を変えたい人には好評です。
◎メリット
デザインの幅が広い(木目調・レンガ調などもOK)
断熱や防音もUPしやすい
耐久性が高いものが多い
▼注意点
初期費用は塗装より高め
既存の壁が大きく傷んでいると重ね張りできない場合も
▲おおよその費用
30坪(約100㎡)で150〜300万円くらいが目安。 「ちょっと高いかな」と感じる方もいますが、耐用年数や省エネ効果を考えると“長い目で見るとお得”という声も。
◆モルタル補修・左官
昔ながらの家や、和風住宅で見かけることが多いのがモルタル外壁。 この場合、ひび割れや浮きなどを部分補修したうえで再塗装や左官で仕上げます。
◎メリット
独特の味わい・質感を出せる
細かな補修にも対応しやすい
職人さんの技術が活きる
▼注意点
モルタルは年数とともに割れやすい
左官仕上げは、仕上がりが職人によって大きく変わる
▲おおよその費用 小規模な補修なら数十万円、壁全体の再仕上げは100〜250万円程度。
■どうやって選べばいい?
「じゃあ自分の家にはどれがいいの?」
……家の傷み具合・これからの暮らし方・ご予算。
実際には、いろんな要素で変わってきます。
例えば、
「あと10年この家に住めればいい」という方は塗装だけで十分な場合が多いですし、
「せっかくなら次の世代まで長持ちさせたい」という方は、サイディングや全面改修も検討されます。
【まとめ】
外壁リフォームは、ただ家を新しく見せるだけではありません。
断熱・遮音・家の寿命、いろんな面で暮らしを守ってくれる大切な工事です。
「外壁、どうしようかな」と思った時は、
・今の家の状態を見直す
・どこまでの仕上がりを希望するか考える ・いくつか業者を比較してみる
これらが大切です。
プロに一度相談してみると、意外と不安が減ります。
ご自宅の将来のためにも、納得できるリフォームを目指しましょう!
★次回予告★
「これで安心!バリアフリーリフォーム」
転ばぬ先のリフォーム、将来も快適に暮らせる家づくりのポイントを、わかりやすく解説します。
お楽しみに!
富山で外壁リフォームや住宅のリノベーションを考えている方へ アクスプランニングでは、富山県全域で数多くの実績があります。
「外壁のひび割れや色あせが気になる」など、どんな小さなことでもご相談いただけます。 お気軽にお問い合わせください!