こんにちは!
長く快適に暮らせる家づくりのために、日頃からどんなことに気をつければよいでしょうか?
「リフォームはまだ先かな」と思っていても、普段のちょっとした “メンテナンスの意識” が家の寿命を大きく左右します。
今回は、当社のある富山県をはじめとした雪国の気候や住宅事情も含めて、 “住まいの健康診断” のポイントを、建築のプロの目線で分かりやすくまとめました。
■屋根・外壁のチェックは“家の健康診断”の第一歩
屋根や外壁は、普段はあまり気にしない方も多いですが、
雨や雪、強い日差しから家を守る「盾」のような存在です。
特に雪国では、冬の雪や湿気で傷みが早く進んでしまったり……。
・屋根のズレ・割れ・サビ
・外壁のヒビ割れや塗装の剥がれ
・雨どいの詰まりや歪み
こうした症状をそのままにしておくと、「気づいたら雨漏り!」なんてことも。
年に一度くらいは、外から家の周りをぐるっと見て回る習慣をつけましょう。
■窓まわり・サッシ・玄関ドアも要チェック!
実は、窓やドアのすき間からも湿気や熱が出入りします。
特に富山のような雪国では、結露やカビも気になるポイント……。
・サッシの動きが悪い・閉まりにくい
・窓枠や床の近くにカビが出ていないか
・玄関ドアのきしみや、閉めにくさ
小さな不具合も「あとで直そう……」と放置せず、早めの対応が家全体の劣化防止につながります。
■水まわり(キッチン・浴室・トイレ)の“見えない劣化”にご注意
キッチンや浴室、トイレの配管やパッキンも、実は定期的な点検が重要です。
・水漏れやシミ、においの変化
・排水の流れが悪くなった
・床がふわふわ沈む感じがする
こうしたサインは “水まわりのSOS” 。
とくに床下や壁の中で劣化が進むと、リフォーム費用も高額になりがちです。
年に一度は水まわりの下や周辺をチェックしましょう。
■室内の空気と床・壁も “快適のバロメーター”
「なんとなく部屋がジメジメする」「壁紙が浮いてきた」……
こうした変化は、家の呼吸(通気性)が落ちているサインかもしれません。
・床や壁にシミや浮きがないか
・壁紙や天井のカビ、色ムラ
・室内の空気が重く感じる
通気口や換気扇の掃除も忘れずに。
家の中に湿気がたまらないよう、定期的に風を通すことも大切です。
■【ワンポイント】雪国ならではの注意点
富山県の冬は雪が多く、融雪設備や屋根の雪止め、外部配管の凍結防止なども住まいの長寿命化に欠かせません。
これは雪の多い地域なら、他県でも同じことだと思います。
・融雪装置や雨どいの詰まり・破損
・屋根の雪止め金具のゆるみ
・給湯器や水道管の凍結・破裂
大雪の後だけでもいいので、一度点検しておくと安心です。
■日頃から “気になったら早めに相談” が家を守ります
「まだ大丈夫……」と放っておくと、思った以上に傷みが進んでいることも。
点検やメンテナンスは、“大きな工事になる前の予防”としてとても大事です。
・年に一度は「住まいの健康診断」
・気になる箇所があればプロに見てもらう
・小さな工事からでも早めの対応がコスト減に
実際に施工しなくても、こういう意識でいれば小さな違和感にも気づきやすくなり、大きなトラブルへと発展するのを食い止めやすくなります。
【まとめ】家の寿命を延ばすには、日々のちょっとした気配りと、定期的なメンテナンスが何よりのカギです。
長く安心して暮らすためにも、「これって大丈夫?」と感じたときには、早めのチェック&相談をおすすめします!
★次回予告★
「季節ごとに見直そう! 住まいの簡単セルフチェックポイント」
春夏秋冬、それぞれの季節にやっておきたい住まいの点検や、お手軽セルフチェックのコツを分かりやすくご紹介します。
「こんな時はどうする?」というよくあるご質問にも、プロの視点でしっかりお答えします。
お楽しみに!
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