請求書を見て、思わず二度見。
電気代、2万3千円。去年の同じ月と比べても5千円近く高い。灯油代も入れたら、光熱費だけで月3万円を超えています。
「こんなに使った覚えはないんだけど…」そう思いながらも、寒いからエアコンはつけっぱなし。ストーブも朝から晩まで稼働。富山の冬は厳しいので、暖房を止めるわけにはいきません。
ただ、このまま何もしないと、2月、3月も同じように高い請求が来ます。冬が終わるまでに10万円近く払うことになるかもしれません。
今回は、今からでもできる光熱費の見直しを3つ紹介します。すぐに効果が出るものから、少し時間がかかるけれど確実に削減できる方法まで。春までに、少しでも負担を減らしましょう。

見直し1:暖房の使い方を変えるだけで、月3000円変わる
一番手軽で、今日からできるのが暖房の使い方を見直すことです。
エアコンの設定温度、何度にしていますか?24℃、25℃にしている人、意外と多いんです。でも、実は20℃で十分なんです。環境省も、暖房時の室温は20℃を推奨しています。
「20℃じゃ寒いでしょ」と思うかもしれませんが、試してみてください。最初は少し涼しく感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。厚手のカーディガンを1枚羽織れば、むしろ快適です。
設定温度を1℃下げるだけで、電気代が約10%削減できると言われています。24℃から20℃に下げたら、単純計算で約40%の削減です。月2万円の電気代なら、8000円近く下がる計算になります。実際には他の家電も使っているので、そこまで劇的には下がりませんが、それでも月3000円くらいは減らせます。
次に、サーキュレーターを使ってください。暖かい空気は上に逃げます。天井付近だけが暖かくて、足元は冷たいまま。これ、すごくもったいないんです。
サーキュレーターを天井に向けて回すと、暖かい空気が循環して、部屋全体が均一に温まります。エアコンの設定温度を下げても、体感温度は変わらない。むしろ快適になることが多いです。
サーキュレーターは3000円から5000円くらいで買えます。電気代も1時間1円程度。1ヶ月使っても数百円です。初期投資が少なくて、効果はすぐに出る。コスパが良い対策です。
あと、エアコンのフィルター掃除も忘れずに。フィルターが詰まっていると、暖房効率が落ちます。2週間に1回くらい掃除すれば、電気代が5〜10%下がることもあります。
見直し2:すきま風を塞ぐ──応急処置だけど効果はある
すきま風が入ってくると、どれだけ暖房をつけても部屋が温まりません。
窓枠の隙間、ドアの下、コンセント周り。築20年以上の家だと、至るところに小さな隙間があります。そこから冷気が入ってくるし、暖かい空気も逃げていく。これが光熱費を押し上げる原因になっています。
すきまテープや気密テープを使えば、簡単に隙間を塞げます。ホームセンターで数百円から売っています。窓枠やドアの下に貼るだけ。5分もあれば終わります。
特に効果が高いのは、窓枠とドアの下です。窓枠は、サッシと壁の接合部分に隙間があることが多い。ここにすきまテープを貼れば、冷気の侵入を防げます。ドアの下は、床との間に1〜2cmの隙間があることがあります。ここから冷気が入ってくるので、ドア下専用のテープを貼ってください。
カーテンを厚手のものに変えるのも効果的です。薄いカーテンだと、窓からの冷気を防げません。遮熱カーテンや断熱カーテンを使えば、窓際の冷えがかなり改善されます。カーテンは3000円から1万円くらいで買えます。
あと、カーテンを床まで届く長さにすることも大事です。窓の下で終わっているカーテンだと、そこから冷気が入ってきます。床まで届く長さにすれば、冷気をしっかり遮断できます。
これらの対策は、根本的な解決にはなりません。応急処置です。でも、今すぐできて、効果もすぐに出る。春までの間、少しでも光熱費を抑えたいなら、やっておいて損はありません。
見直し3:電気契約プランを見直す──意外と気づかない盲点
電気契約のプラン、最後に見直したのはいつですか?
「契約したときのまま」という人、多いんじゃないでしょうか。でも、電気の使い方が変われば、最適なプランも変わります。特に冬場は暖房で電気使用量が増えるので、プランを見直すと月1000円から3000円くらい安くなることがあります。
北陸電力の契約プランには、いくつか種類があります。従量電灯、くつろぎナイト12、エルフナイト10プラスなど。使う時間帯や量によって、どれが一番安いかが変わってきます。
昼間に家にいることが多いなら、従量電灯が基本です。夜間に電気をよく使うなら、夜間料金が安いプランに変えたほうが得です。オール電化の家なら、エルフナイト10プラスがおすすめです。
北陸電力のウェブサイトには、料金シミュレーターがあります。1ヶ月の電気使用量と時間帯を入力すれば、どのプランが一番安いか自動で計算してくれます。5分もあれば終わるので、一度試してみてください。
プラン変更は、ウェブや電話で申し込めます。手数料はかかりません。変更後、次の検針日から新しいプランが適用されます。
あと、アンペア数も見直してください。契約アンペア数が大きいと、基本料金が高くなります。60Aで契約している家庭が、実は40Aで十分だったということもあります。ただし、アンペア数を下げすぎると、ブレーカーが落ちやすくなるので注意してください。
根本対策:断熱リフォームで、来年の冬は楽になる
ここまで紹介した3つの見直しは、今すぐできる対策です。でも、根本的な解決にはなりません。
光熱費が高い本当の理由は、家の断熱性能が低いからです。窓から熱が逃げ、床下から冷気が上がってくる。どれだけ暖房をつけても、熱が逃げていくので効率が悪い。これが光熱費を押し上げています。
断熱リフォームをすれば、この問題が根本から解決します。内窓を設置すれば、窓からの熱損失が大幅に減ります。床下を断熱すれば、足元の冷えがなくなります。暖房効率が上がって、光熱費が月5000円から1万円減ることもあります。
「リフォームなんて、お金がかかるでしょ」と思うかもしれません。確かに、初期投資は必要です。内窓の設置なら、1窓あたり8万円から15万円くらい。床下の断熱なら、80万円から150万円くらいが目安です。
ただし、富山県には省エネリフォームの補助金制度があります。内窓の設置や断熱改修が対象になることが多く、実質的な負担が2〜3割減ることもあります。光熱費の削減効果を考えれば、10年から15年で初期投資を回収できます。
春のリフォーム繁忙期は2月から始まります。今から動けば、2月着工、3月完成のスケジュールが組めます。来年の冬は、今年よりずっと楽に過ごせるはずです。
冬は、まだまだ続く
1月後半、冬はまだ折り返し地点です。2月、3月も寒い日が続きます。
富山の冬は、外気温が2℃前後まで下がります。高岡の山あいなら、氷点下になる日もあります。暖房なしでは暮らせません。
だからこそ、少しでも光熱費を抑える工夫が必要です。暖房の使い方を見直す、すきま風を塞ぐ、電気契約プランを変える。今からでもできることは、たくさんあります。
そして、来年の冬に向けて、断熱リフォームを検討してください。根本から解決すれば、毎年の光熱費が下がるし、家も快適になります。我慢して寒さに耐える冬から、快適に過ごせる冬へ。それが実現できます。
まとめ──今できることから、始めよう
光熱費が高い。それは事実です。でも、何もしないまま春を待つ必要はありません。
暖房の使い方を変える、すきま風を塞ぐ、電気契約プランを見直す。この3つだけでも、月3000円から5000円は減らせます。春までに、1万円から2万円の節約になります。
そして、来年の冬に向けて、断熱リフォームを検討してください。今年の冬を乗り切ったら、春に見積もりを取る。夏に工事する。来年の冬は、今年よりずっと楽になります。
アクスプランニングは、富山・高岡エリアでの断熱リフォームに対応しています。現地調査、お見積りは無料です。内窓、床下断熱、総合的な省エネ計画をご提案します。お気軽にお問い合わせください。


