こんにちは。
今回はここ近年問題視されている空き家住宅について数回に分けてお伝えしたいと思います。
NO.1 「なぜ空き家が問題となるのか。」
まず、空き家といわれる住宅は国土交通省では1年以上住んでいない、または使われていない家を「空き家」と定義しています。
皆さんのお宅の周りでも何棟か空き家の住宅などありませんか。
「そのうちどうにかしよう」と考えて放置していると、あっという間に1年が経ち、家屋の状態が悪くなり近隣にも影響を与えてしまいます。
どのような事情であれ、所有している自分たちだけの問題ではなく、空き家の所有者にはきちんと管理する責任があります。
空き家になることのデメリットは・・
・「外壁材や屋根材の落下」
・「家屋の倒壊」
・「ごみの不法投棄」、「悪臭」、「ねずみや野良猫、害虫などの繁殖」、「雑草の繁茂」
・「不法侵入などによる生活環境の悪化」
など衛生面や景観の悪化などをもたらし、地域住民に深刻な影響を及ぼすことも予想されます。
また、外壁材や屋根材の落下、火災などによって通行人や近隣の家屋に損害を与えてしまうと、責任を問われる可能性もあります。
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空き家は人が住まいをしていない状態のことをいうので、空き家にしないためにはやはり人が住める状態を保つ事になります。
例えば、家を売ったり貸したりするのであれば、不動産業者に相談したり、県や市で推進している空き家バンクを利用するなど今は目的に応じて様々な方法があります。
持ち家は住まなくなった後の家をどうしたいのかを考える時がきます。
しかし、空き家の発生原因の半分以上が相続をしたときです。
親の思いを伝えないまま子が実家を相続すると、空き家になった実家をどうするかの方針がなかなか決まらないともいいます。
遺産分割や相続登記、家財の片づけや遺品の整理など問題が山積みで、売る・貸す・使うなどの選択肢を実行することができず、活用に踏み切れないようです。
本人と関係者でで事前に話し合っておくことが重要です。
当社でも空き家住宅のフルリノベーションや店舗改装・マンションリフォームなどいろいろな物件に携わってきましたが、何年も放置された建物は劣化が早く、
整備するもの大変に感じます。
空き家を持っている方、これから空き家を持つ可能性がある方は、「どうすれば一番得なのか?」をしっかり考え、使い道についてしっかり向き合っていく必要があるでしょう。